POINT02
検疫殺虫処理
当場には5トン級の蒸熱検疫処理設備が2基(1日の最大蒸熱処理量は30トン)、低温検疫処理庫が4室(合計約26トン)、包装生産ラインが3本、出荷ドックが3基備えられています。
包装場は密閉式で、外部に面するすべての窓や排水口には孔径1.6mm以下の網が設置されています。外部への出入口は少なくとも二重扉になっており、すべてエアカーテンを装備しています。入出荷口は一方向のみとし、すでに検疫処理を終えた果物が汚染されるのを防いでいます。人員通路は暗めの照明とし、さらに四重扉を設け、ミカンコミバエなどの害虫が包装場内に侵入するのを防いでいます。
Qなぜ検疫殺虫処理が必要なのか?
台湾はミカンコミバエやウリミバエの発生地域ですが、日本、韓国、ニュージーランド、オーストラリアなどは非発生地域です。そのため、これらの国へ新鮮な果物を輸出する場合、規定に基づき検疫殺虫処理を行い、果実内に潜む可能性のあるミバエなどの害虫を死滅させ、非発生地域の国々が虫害の影響を受けないようにしてから輸出する必要があります。
POINT03
マンゴー輸出の流れ
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STEP01

- 産地収穫
- 産地で収穫し、手作業で選果・選別を行い、一つひとつ丁寧に選び抜き、品質の均一性を確保します。
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STEP02

- 蒸熱処理
- 蒸熱処理・検疫を行い、すべてのマンゴーが輸出品質基準および輸入国の農薬残留基準に適合するようにします。
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STEP03

- 検疫後の包装
- 専門スタッフが手作業で等級分けと包装を行い、一貫した流れで果物の鮮度を保ち、迅速に顧客のもとへ届けられるよう徹底しています。
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STEP04

- 安心配送
- 収穫・蒸熱・検疫を一括管理し、最後の配送も最も重要な工程として、最高品質のマンゴーをお届けできるよう尽力しています。
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STEP05

- 5. 日本への輸出

